福岡で鈴木春信展と幽霊・妖怪画で涼む
福岡市博物館で開催されている「鈴木春信」展に行ってきました。
鈴木春信って誰?って思ったんですけど、
まあ浮世絵だしほとんどの作品がアメリカのボストン美美術館が持っている作品らしいから、それが福岡で観られるのなんて貴重な機会じゃ~ん。
って思って何の知識もないまま入場。
あれ?浮世絵って言う割には地味?
って思ったんですけど逆でした。
それまで1色から3色位しかなかった絵を多色刷りの「錦絵」を作り上げたのが鈴木春信だったんですね。凄い!
葛飾北斎とか広重のカラフルな浮世絵はその後に流行ったんですね~。
そしてこの鈴木春信の作品よく見るとなんかぼこぼこと凹凸のある模様が
綺麗に描かれていました。
今で言うエンボス加工!
更には下から観ると模様が浮かんで見える作品もあったりして発想力に驚きました~
こういのは写真じゃ分からない部分だと思うので観れて良かったです。
展示を観た後は「山田全自動」さん解説の見所ダイジェストに参加。
館内を巡りながら解説ツアーと記載があったけど、前回参加人数が多すぎたという事で今回は講堂で学芸員の方と2人でスクリーンを使った解説でした。
山田全自動さん、思ってたより若くてイケメン(笑)
スクリーン解説なので絵も大きくて分かりやすかったし楽しく勉強になって良かった♪
やっぱり解説を聞くと何も知らないで観ただけとは全然違って更に興味が湧きますよね~。
そして実はこっちが凄く観たかった同時開催の「幽霊・妖怪画の世界」
こちらの展示はフラッシュなしなら写真もOKとの事でした。
この歌川国芳の髑髏すごい迫力ですよね~。
勝手にもっと大きいサイズなんだと思ってました。絵の迫力がそう思わせてたんでしょうね。
猫又とか猫をモチーフにした妖怪の絵もいくつかあって面白かった。
そして予想外に怖い演出も!
ぶれぶれですが(笑)ふすまをそお~と開けてみましょうとの立て看板。
※以下、稲川淳二風にお読みください(笑)
なんかね、ここね、いや~な空気がしてたんですよ、
やだな~、怖いな~
って思ったのになぜか手が動いてね、恐る恐る開けたわけですよ、
そしたらそこにいるんですよね~
髪の長~い女の人が…
って感じの演出で大人たちが割と順番にきゃいきゃいしながら開けてました(笑)
幽霊画も比べて観ると、綺麗すぎる絵ほど怖い感じを受けました。
尋常ならぬ美しさは怖いという事でしょうかね~…
怖いわ~…
涼むわ~…